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「インプラント だめ」「インプラント 失敗」って本当?インプラント治療前に知っておきたいリスクや合併症


インプラントに対するイメージや感想には、「天然歯みたい」「硬いものでしっかり噛める」といったポジティブなものと、「インプラントはだめ」「インプラントで失敗した」など、ネガティブなものもがあります。


インプラントのメリットに関してはすでに多くの方がご存知かと思いますが、インプラント治療を検討中で、デメリットやリスクなどもきちんと把握しておきたいという方は、このコラムを参考にしてみてください。


■「インプラントはだめ」と言われる理由


インプラント上のブログやSNSなどで、「インプラントはだめ」という書き込みを目にすることがありますが、それは次に挙げるような理由が考えられます。


◎健康保険が適用されない

インプラント治療には、原則として健康保険が適用されません。この点は従来法であるブリッジや入れ歯との大きな違いです。

そのため経済面を重視する方にとっては、その点がデメリットとなってしまうことも。


◎外科手術が必要になる

インプラント治療では、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込みます。これには歯茎をメスで切開したり、顎の骨に穴を開けたりする外科手術が必要となるため、心身への負担が大きくなります。


しかし、インプラントは歯科治療の中で、失った歯を歯根から回復できる装置なので、外科手術を行うことで、天然歯のように食事を楽しめるようになることは大きなメリットでしょう。


◎治療期間がやや長い

保険診療のブリッジや入れ歯は、1~2ヶ月で治療が完了します。一方、人工歯根と顎の骨が結合するのを待つ必要があるインプラント治療は、4~6ヶ月程度の期間を要します。


しかし、インプラントの平均寿命は10~15年と言われており、顎の骨も痩せにくく、食生活に制限がかかることもほとんどありません。


人工歯根がない入れ歯は平均寿命が4~5年と言われていて、噛みにくい食材もあります。こうした違いを知ることで、3~4ヶ月の治療期間の違いは気にならなくなる方も多いのです。


■「インプラントで失敗した」理由について


次に、「インプラントで失敗した」理由について掘り下げていきましょう。


◎インプラント周囲炎

「インプラントで失敗した」理由として、第一に挙げられるのはインプラント周囲炎です。インプラント特有の歯周疾患で、通常の歯周病よりも進行が早く、重症化しやすい点に注意が必要です。


通常の歯周病は、天然歯の根っこに歯根膜というクッションのような組織が存在しており、細菌と戦う体制が整っているのですが、インプラントはチタン製の人工歯根と顎骨がダイレクトに結合していることから、この歯根膜が存在しません。


ただ、インプラント周囲炎は、患者さまが正しいセルフケアを毎日継続し、定期的なメンテナンスを受けることで、予防も十分可能です。


そんなインプラント周囲炎については、岐阜市南鶉の江﨑歯科のコラム「インプラント周囲炎とは?インプラント治療後はメンテンナンスが重要です」で詳しく解説しておりますので、関心のある方はご覧ください。


◎人工歯根の埋入手術の失敗

インプラント手術では、人工歯根を埋入位置や角度の誤り、神経の損傷、埋め入れたインプラントが上顎洞へ突き抜けてしまうなど、様々なトラブルが起こる可能性があります。

その確率は低いのですが「インプラントで失敗した」症例の一部はこれに該当することがあります。


こうした人工歯根の埋入手術の失敗は、歯科用CTを用いた精密な画像診断、サージカルステントの使用、豊富な経験を有した歯科医師の執刀によって、そのリスクを低くして治療を行います。


ちなみに、サージカルステントというのは、人工歯根を埋め込む位置・角度・深さを記録したマウスピースのような装置です。手術の際に患者さまのお口に装着することで、先述したトラブルのほとんどは回避できます。


■まとめ


今回は、SNSなどで見聞きすることがある「インプラントはだめ」「インプラントで失敗した」といったネガティブな感想の真偽について、岐阜市南鶉の江﨑歯科が解説しました。


万能な医療行為は存在しておらず、その点はインプラント治療も例外ではありません。事前の検査・診断が不十分であったり、治療後のケア方法が不適切であったりすると、インプラントが失敗と感じてしまう可能性もあります。


その一方で、問診や聞き取りを通じて患者さまとしっかりコミュニケーションをとり、精密な検査・診断・手術を行える歯科医院であれば、こうしたインプラントに伴うリスクを最小限に抑えられますのでご安心ください。


江﨑歯科
歯科医師
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